死の病跡学 ①骨

「死を理解しつくすことなく、死後はどうなるのかという話を行うことは可能であり、現実態としてはそれしかないが、原則的には正しく解明された死という概念の理解の中にこそ死後の把握が完全に含まれるはずであり、もし死に関する知的誠実というものがあるならばそのようにあるべきだ」
という話がある。
また、
「死んだら全部終わり、それはすごい見識だと思うけど、そんなことを本気で思っている人は2023年現在ではもう一人もいないと思う(私は見たことがない)ので、そのことについてどう考えるか、あるいはどんなふうにして考えないか、ということが結局のところだと思います」
という話がある。
また、
「断滅論→輪廻思想の一つ(極北。人間には無理)
 有神論→まあ輪廻思想(枠に収束する)
 常住論→厳しい(端的な死の撥無)
 私は輪廻論者で有神論者です。みなさんは、どうでしょうか」
という話がある。
 
「私は、『子供時代のモーツァルトの遺骨』の話が大好きです」
本当はモーツァルトではないと思うが、誰の話だったかわからない。